第9回 聖護院・富士山峯入り修行グラビア特集 その3

 第9回 聖護院・富士山峯入り修行3日目は、8月20日4時30分に宝永山荘を出発。

 

 南の空に崖のように立ちはだかっていた黒雲は消えた。

 


 5時10分、ご来光。きょうは好天が期待できる。

 


 気になるのは頂上に被さる巨大な笠雲、そうとう強い西風が吹いているようだぞ!

 

 
 朝日に伸びるわれわれの人陰。

 

 下界は好天のしるし、雲海が広がってきた。

 

 標高3000メートルの元祖七合目で冷たい水のお接待、勤行のあとで朝食。

 

 標高3000メートルを超えるとさすがに風がいちだんと強くなってくる。

 

 荒神岩で勤行。

 

 九合五勺胸突山荘。あらかじめ荷揚げしておいた柱源(はしらもと)護摩供の法具を受け取りいよいよ山頂へ。

 

 山頂・浅間大社奥宮で勤行。

 

 笠雲のまっただなか、山頂・奥宮の鳥居前で記念撮影。

 

 しかし、廃仏毀釈の寄せ墓地前は風が強すぎて火が使えないので柱源護摩供は断念。

 

 八合目赤岩館で昼食を摂ってさらにくだり、砂走館の岩陰をお借りしてやっと柱源護摩供をおこなう。

 

 風は相変わらず収まらず、宝永山をぐるっと回り込んだ風下の御殿場側に雲ができては消える。

 左の宝永第1火口に下れば、ゴールの宝永山荘は間もなくである。
 (このブログ作成にあたって、石田芳久・鈴木翔大・土田純子・土屋四郎各氏の画像をお借りしました。ありがとうございました。)
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 今年の聖護院門跡・富士山峯入り修行も、多くの方のご努力・ご協力を得てぶじに終わりました。深く感謝いたします。
 来年は第10回目となりますので、日程を1日延ばして、富士山の反対側、須山から御殿場に下山しようという構想で予備調査を始めました。
 かつての村山修験の峯入り修行は、閉山後の7月22日(旧暦)に村山から入山して山中で苦行を重ねて8月3日に須山に下り、さらに御殿場・裾野・長泉・三島・沼津を回って全行程22日間、吉原を経て村山に帰ったといわれております。
 今日われわれの聖護院富士山峯入り修行はその一部を切り取った行程ですが、第10回記念としてこれをもう少し延長しようという考えです。
 最後におこなわれた村山修験峯入りは、日中戦争と重なる昭和12年ごろではなかったかといわれています。

 したがってこれが実現すればおそらく、御厨(みくりや)の地では80数年ぶりに「法印さん」がお山から下ってくることになるはずです。
 これからも多くの方にご協力をいただくことをお願いすると同時に、大いにご期待ください。

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