第9回聖護院・富士山峰入り修行グラビア特集 追記

 峰入り修行2日目の早朝、標高1000メートルの天照教本社前まで朝食を出前してくださった「花月」の、日ごろからの研鑽ぶりをうかがわせる記事が『日本経済新聞』に掲載されました。

 

《白い身のニジマス、静岡・富士宮市の名物に(現場から地方創生)

「セ氏18度以下の水で育つニジマスにとって12〜14度のこの場所は最適」と岩本いづみ社長。2キログラム以上に育った大型のニジマスは「富士山サーモン」のブランドで氷をつめた箱に入れて、その日のうちに東京・豊洲市場に運ばれる。

 淡水で育つニジマスはかつて食用として広く流通したが、日本人の食生活が変わって加工しやすい海水魚などに押され、近年の出荷量はピークの1980年代半ばの10分の1以下に減った。現在はキャンプ場で焼き魚として食べるのが一般的で夏の消費が中心だ。
 ただ、海水魚の漁獲高は天候に左右されやすいうえに、近年は中国など海外の和食ブームで価格は上昇傾向にある。柿島養鱒は年間を通じて安定供給できるニジマスの販路拡大に力を入れ、東京の持ち帰りすし店などに売り込んできた。
 柿島養鱒はさらに、200〜300グラムの小型のマスを「ホワイト富士山サーモン」として地元富士宮市の名物にしたいと考えている。大型のマスに比べ食べやすいサイズで、「世界中でここしか食べられない"白身"のサーモン」がキャッチフレーズだ。
 富士宮市の日本料理店「花月」はホワイト富士山サーモンを使った「にじます定食」(2000円)が人気だ。同店の岩見安博さんは「味が淡泊でクセがなく、どんな料理にも合う」と語る。養殖なので寄生虫がおらず、刺し身はヒラメやタイに似た食感だ。煮付けやフライも食べやすい。

 ただ、富士宮市内でニジマスを食べられる店は一部に限られている。ニジマスを売っている魚屋は地元にはほとんどないという。
 ニジマスを富士宮市の観光の目玉にしようという動きは以前からあった。2008年に設立した「富士宮にじます学会」は富士宮市が国内一のニジマスの生産地であることをPRする「鱒コットガール」を設けるなど普及に努めてきた。

 小型で食べやすい「ホワイト富士山サーモン」を普及させるべく、にじます学会は旅館向けに試食会を開くなど後押ししている。学会長で富士宮観光協会会長の小川登志子さんは「富士宮を訪れる人がいつでもニジマスを食べられるようになってほしい」と願う。
 岩本社長は昨今の異常気象や魚価の上昇で、富士宮市のニジマスを売り込むチャンスが再び到来したとみている。ご当地グルメの全国的なブランドになった「富士宮やきそば」のような存在になれるのか。新たな挑戦が始まった。(静岡支局長 原田洋)》  (2019/9/24 15:11 日本経済新聞 電子版  南関東・静岡)

 

 花月では柿島養鱒内に専用の生け簀を設けて、各種料理に使い分けている。お近くをお通りの節は、ぜひお立ち寄りください。

 

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