村山古道補修 20年その1

 ことしの梅雨は陽性である、というのを通り越して凶暴である。
 《熊本で豪雨 15人心肺停止》(『朝日新聞』2020年7月5日付朝刊1面トップの見出し)を横目で見ながらネットで「気象庁 レーダー・ナウキャスト」を開く。

 おッ! 前線が南下してくれたのでなんとかなりそうだ。
  念のためということで、スコップや鶴嘴、土嚢袋20枚などを持って6:00に出発。
 7:20東富士演習場は雲のなかで対向車はライトを点けているが、十里木に上がると雲が消えた。8:00村山に着くと、富士山全体が見える。

 そのまま村山古道は六辻(標高650メートル)まで上がる。
 ここまでは自動車の入る林道だが、ここからは踏み跡の登山道になる。南に開けて日当たりがいいので草が伸び放題である。
 
 ここは傾斜もなく路面が平らなのでまだいい。

 “足探り”という言葉をご存じだろうか。

 足許に段差があり、大小さまざまの石が散らばって草葉に隠されてしまうと、地下足袋で地面の様子を探りながらでないと歩けない。
 下るときには、ドスンと落とし穴に落ちても、身体を鉛直に立てたまま倒れないようにしないと怪我をする。
 そこで刈り払い機が登場する。

 刈り払い機で粗々に草や灌木を薙ぎ切り、岩の隙間に隠れている草やシダ類は、手鎌でほじくるように切り取る。ともかく足許の凹凸が見えるようにするのである。

 これで一雨降り日が差してくれると路面がはっきり見えるようになる。登山者が歩いてくれれば土が固まって踏み跡になる。
 この朝、紀伊半島沖にあった雨雲集団が発達してきて、岳南でも昼前から雨になった。
 先に《念のために》と書いたのは、午後はばあいによっては、中宮八幡堂下の抉られ続けている村山古道に土嚢積みをしようかとも考えたのであるが(ブログ《村山古道巡視 20年その3》参照)、雨のなかでの土嚢造りはどろんこ遊びにしかならない。結果として土木作業用具はそのまま持ち帰ることになった。

コメント

「陽性」というコトバはコロナでもう沢山!
「凶暴」も正に九州がやられていてお気の毒としか言いようがありません。

そんな中、村山古道の緑の画像はとても癒されます。だからと言って、登山者の安全を考えると放ってはおけませんね。
確かに私が初めて村山古道を登った時、草が茂った細い登山道に気が付かず、手前の広い道の方を進んでしまい、少し回り道をしちゃいました。
時間も体力も大したロスではなかったけれど。

この時期、草木がますます勢いを増していることでしょう。
草刈り、どうもお疲れ様でした。そしてどうも有難うございました。

  • ムラヤマフジコちゃん
  • 2020/07/07 15:15